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1986年5月号
「宇宙に存在する仕組の中に幸福がある」

ESP指導員は人類救済の最前線で活動する人間として、最高の聖職である、とかねてから私は訴えてきました。

19日は札幌、今日はこうして東京、それが済んで今夜のノースウエスト機でロスアンゼルスに飛び、現地法人のESP=U・S・Aを設立、26日に帰国、その足で大阪講演会、27日は金沢講演会と、自宅で一日も休むことなく動いております。

少しも疲れない、苦しいと思ったこともない。人助けは楽しい、楽しいのが幸福への道です。

人間であることを深く考えていただきたい。

人間は幸福でなくてはならないのです。宇宙には幸福になる仕組が、厳然として存在しています。だから私は疲れないし、苦しいと思ったことがない。

これは私の力ではなく、宇宙から与えられた力であるからです。

この力は毎日変わっています。それはどうしたらいいか、などと考えないで、感じたことをすぐ実行に移すからです。宇宙に存在する仕組が、人間を誕生させているのです。その上に幸福の仕組があります。だからいらぬことを考えていたのでは不幸になるばかりです。

円高の影響で中小企業は青息吐息です。死に急ぐ若者がふえています。毎日、それが新聞で、テレビで報道されないことがない。報道されると流行のように連鎖反応を起こしています。興味本位に取りあげる姿勢は即刻改めなくてはなりません。

私が札幌に行っていても、岡山から、広島から電話で私を追いかけてきます。そして最近での相談は病気のことより、仕事の悩みを訴えるのが多くなっています。

円高でいよいよ日本の経済は重大な局面に立たされています。その反映がこうした現象を生んでいるのです。

若者たちの自殺の増大も、こうした社会の中に根源があるのではないでしょうか。

権力者は権力にウヌボレて、国民の苦しみを知ろうともしない。

ESP(超念力)は今や活用の時代を迎え、世界はやっとその応用に気づいたというのが現状です。

ESP=U・S・Aを第一歩として、世界にその力を波及させたい、それが私の大目的です。そのために、ますます頑張ります。


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