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1986年4月号
「超能力は研究すべきものではなく応用すべきものだ」

去る2月21日(金)、22日(土)の二日にわたって「研究開発と新製品開発のための超能力の活用法」と題するセミナーが開催されました。

講師陣はK研究所長・M氏、F社・H氏、B大学・O氏、N社・S氏とESP科学研究所長である私と5名。聴講者はF社・T社・M社・S研究所・I社・N社・R社などのハイテク企業の世界でも最高の頭脳集団である技術開発の担当者50名。特に注目されたのは個人で参加されたM市に住む若い女性があったことでした。

いまや超能力の応用について若い学生・女性の関心が非常に高まってきています。長崎特集で紹介しているようにS高校の文化祭で、リトル・エスパーグループの女子学生の皆さんの活躍振りは素晴らしい。全国各地でいじめや登校拒否、校内暴力などで揺れる学校教育の現場の中で、こうした自主的なクラブ活動が行われていることは画期的なことと言わなければなりません。

私はこのセミナーの講師団の中でたった一人の高小卒です。それが理学博士や大学教授に伍して二時間にわたって話したのです。

この事実こそ超能力の存在の動かすことのできない証明ではないでしょうか。私が声を大にして強調したのは、超能力は研究すべきものではない、応用すべきもの、活用すべきものであるということでした。

世をあげて学歴社会などといって、一流高校・一流大学に進学させるために血眼になって騒いでいます。その結果が教育の荒廃につながっていると私は考えています。

いったい学歴が何の役に立つでしょうか、研究、研究といって、応用と活用を教えない教育が何の役に立つでしょうか。

宇宙にはすべての人が幸せになる仕組が厳然として存在しているのです。

どうしようか、こうしようかなどと考えないで、寝たいときに眠り、起きているときは働くことです。働くことが最高の休養です。超能力は研究すべきものではない、応用するものという私の話に感動した聴講者のなかのあるグループの人たちが特別講座をもち、夕食会をしたいと申込みがありました。こうして、超能力は活発に応用され、活用されはじめているのです。


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