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1985年6月号「ESPは誰にもある。それを発見し実行すれば、家庭も社会も明るくなる」

「人間は権力をほしがる動物である。」といった人がいますが、権力をもつと、どんないい人も必ず悪いことをするのはどうしてでしょうか。そのことをいちばん証明しているのが政治の世界ではないでしょうか。

ゴルバチョフさんでも、レーガンさんでも、サッチャー首相、中曽根首相でも決して悪い人であるはずがありません。それなのにこの間のボンサミットの報道にもあるように、僅か六人か七人の代表でもなかなか話がまとまらない。どうしたことかと不思議でなりません。

一方では飢餓に苦しんでいる国の人々があり、一方では飽食の民がいます。それをどうすることもできないのは、私は人間の権勢欲とエゴイズムだと思います。ですから宗教でもそれを救うことができないのです。

宇宙共同防衛機構とか、国境とか、なぜ人は地上ばかりでなく、宇宙にまで争わなければならないのでしょうか。まったく納得できません。しかし、考えてばかりいたのでは決して「平和」も「安心」もありません。どうしようもないのでしょうか。物は豊かになったが、どうしてみんな思いやりを失い、科学がこんなに発達したのに病気の人が絶えない。考えられないような大事故が発生し、何十人もの人が一瞬のうちになくなるという悲惨なことが繰返されるというのはどういうことでしょうか。

一瞬のうちに天国と地獄が現われる。氷の海に漂流して助かった人もいます。これだけ科学が発達しているのに、なぜこんなに苦しまなければならないのでしょうか。こんな状況から脱けだすためには政治家や科学者ばかりに頼っていては助からない、と私には思えてなりません。

どうしたらよいか。答えははっきりしています。

一人一人が自分のESP(超念力)を発見し、実行し、生活に活かすことです。毎日の生活の一部になってきています。

そして、たくさんの人が実際にその能力をもっているのです。それを発見し、実行すれば仕事にも、生活にも必ずプラスになり、家庭は明るくなり、社会もよくなり、世界もよくなるのです。

まだまだESPを非科学的だとか、迷信だとかいっている人がいますが、そんなことを考え、迷うより、まずズバリ信じてやってみること、それが何より大切なのです。

「超念力」というのは、あなたの精神力を使って、起こす超常現象、つまり常識では考えられないことを実現することなのです。これは知るという力ではありません。はたらきかける力のことをいうのです。心の中に気を集中し、強く念じることによって体を強くし、悪いことをなくすのです。病気を治すのです。昔から「天は自らたすくるものを助ける」という諺があります。それが「超念力」の力なのです。

「超念力」これを私は八次元パワーとよんでいます、そして、人間には誰にもそれがあり、それをもって生まれ、生きているのです。

それを一日も早く発見し、実行すればいいのです。聞いたらすぐ実行する。念じたら徹底して念ずることです。神の啓示のままに即実行すれば不安はなくなります。考えるから不安が生まれ、迷うのです。

あなたのESPを発見し、実行するために、力をあわせて明るく生きようではありませんか。

必ずよくなるのです。そしてこの激しい生存競争社会を生き抜こうではありませんか。宇宙パワーはここまできているのです。


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