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1987年3月号
「奇跡は歳月よりも厚く」

梅のつぼみがうまずたゆまず膨らみ、ウグイスが声音を知らしめながら日本列島を横切ると、冴え返っていた天地が微妙な変化をみせて、間違いなく春は輝きはじめます。

冬が次第に遠のき、少しずつ春に道をあける、その自然の摂理は何百回、何千回と繰り返されてきて、その自然に歩みは驚異という他はありません。

そしてESPの驚異は、12年間という歳月の間に、言いつくせないほどの多くの奇跡をもたらせたということであります。

そうです。12年前の今日でした。

私が天啓を受けたのは、12年前の2月1日でした。

そしてその力がますます強くなり、ますます多くの人達に幸せの流れをもたらせてきていることを思うと、その感慨もひとしおのものがあります。

1月24日、朝起きると私の手がビリッとものすごく痛かったのです。

折しもその日は共通一次の試験日だったのです。

何千人、何万人の受験生が私のテープを聞き、私への願いがこめられ、それで啓示があったのです。

極端に言えば、もう私の手はコンピューターになっていたのです。

私の知らない内に入力され、思うだけでよくなります。

皆さんの苦しみは、私の苦しみであり、皆さんの幸福は、私の幸福であります。

自分の枠の中だけで一喜一憂しなくとも、思う通りになる幸福の流れが大きく皆さんを助けてくれるのです。

何度も申しあげるように、それは私の力ではないからに他なりません。

自分を忘れ、いえ自分を捨ててパワーの心を皆さんに授けていくことを12年目の節目にあたり、固く誓わせていただきます。


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