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1987年4月号
「仕事の繁栄こそESPの力で」
桜前線が北上したという便りが南から届く頃、北に向かった私の目を射るのは、うつむいて春を待つ、寒中椿の紅色の花弁であります。
日本列島が、いかに北から南へ長いとはいえ、この寒暖の差に、改めて驚きと戸惑いを感じるのは、私にも春を待つ心があるからでしょうか。
友の会の電話を設置して、はじめての施療日に、286人からの電話がありました。
当初私は、病気その他の相談と、仕事の相談の比率は、四対六位であろうと思っておりました。
でも実際に蓋を開けてみると、総勢286人の内、病気が18人、受験が6人、何と残り全部が仕事の相談でありました。
「身体も悪いけど、仕事を優先してください」との悲痛な相談に、私は精いっぱいの力を送りました。
発達したかにみえる社会で、いかに多くの人が仕事における悩みを抱えているか、改めて私は、現状を知る思いでありました。
人はパンのみに生きるにあらず、です。
しかし、パンがなければ生きてはいけません。
この天の力、神の力は公平であります。
しかし人間が公平ではありません。
このエネルギーの心の前には、必ず願いはかなうのです。
先日、釧路ではスケトウタラが、昨年1月の水揚げ量の二倍が獲れた、と報告されました。
左の写真(省略)は、各新聞でも報道された記事であります。
船の舳先にシールを貼るようにしたからです。
その他の海からも、大漁の報告が来ています。
ですから皆さんの願いは必ず通じるのです。
流行らなかった店が繁盛した例は「最後の超念力」や「ま心新聞」に沢山載っていますが、賢人より実行する人がよくなっているのです。
私はいつも今が出発だ、という気持ちでいます。
ですから差別は絶対にしません。
私のロープに皆さん方がつながっているのですから。