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1987年6月号
「あなたが神(天)から信じられるようにならなければならない」

冬を越したネギがクス玉のような丸い白い花をつけて、孤独感をどこか漂わせながらすくりと立ち並び、じゃがいもは白い薄い花びらをパラつかせるように寂しげな花を咲かせています。

観賞用ではないそれ等の花々は、人に見せるためでもなく、自己顕示も偉ぶった様子も見られません。

人々の食用のため、自身の役割のため、懸命に花を開かせています。

私もこの力を授かって10年有余、一度たりとも人を治してやっているんだと思ったことはありません。

全国各地での講演会の後、次々と朗報が寄せられています。

ロスにおけるテレビ放映後は、以前の20倍、30倍の忙しさで、今や国内外を問わず、ESPの勢いは爆発寸前です。

何故でしょうか。

それは見せられているからです。

見せられている力は詭弁でも、疑う余地もないのです。

先日、埼玉県の友の会の女性から依頼が入りました。

医師から癌だと宣告され、入院することになったから、せめて軽くすむようにパワーを送ってほしいと言うのです。

私は懸命にパワーを送り3日程すると、私の所に跳んできて「先生、癌が消えました」と言うのです。

また別な友の会員は、はじめての漁なのに、シールを貼って10キロの鯛が獲れたと喜び驚いて報告してくれました。

これほどの力を見せられても、私は念力だ、八次元だと大きな顔はしたこともありません。

また思ったこともありません。

私は治療しているという感覚になったことがないからです。

私は10年以上も、一貫してそれを通してきました。

ですから力はますます強く大きくなり、医学で治らない人も治り、医者自身も治っているのです。

病院からの依頼も沢山来ています。

患者さんの口からこの力はますます広まる筈です。

北海道におけるニシンの大漁は前回報告しましたが、それも以前より大きいニシンばかりだと札幌講演会の折、報告されました。

これからは私はインドにも行きたいと願っています。

日本は宗教が多い。

けれども外国は宗教が少ないのです。

この実証は人間である以上、南北東西を問わず、必ず理解される筈です。

笑い話ではありませんが、お釈迦様に金粉が出たらどうなるでしょうか。

言うまでもなく、八次元の力はああだ、こうだと説明する必要などないのです。

しかし偉ぶったり、意識をしてはなりません。

何故ならこの力には心が必要だからです。

人の模範とまではいかなくてもよいのです。

当たり前のことをして、あなたがパワーから信じられるようにならなければいけないのです。

私は皆さんと一緒です。

一緒だからこそ講演会についてきてくれるのだと深く信じています。


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