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1987年11月号「生きることに執着を」
今月の月はまさに「価千金」です。
今年は日本では29年ぶりの金環日食がみられました。月の周囲から太陽の光球が見える様を見ていると、一生のうちに何回そういう場面に遭遇できるかとの思いが頭をよぎります。
人間は生きることに執着を持たねばなりません。
そして同時に生きていくということは幸せになるという権利も持ち合わせているのであります。
私の父が百五歳まで生きたということは前にも述べましたが、私も皆さん方がいる限りますます世界の平和を、人々の幸せを目指して頑張って行きたい気持ちで一杯であります。
同時に素晴らしい結果を見ることほど生きている幸せをかみしめることはありません。
勝浦の講演会では講演中の壇上に金粉の柱が立ったと場内で大騒ぎでした。
体験の話では、養鶏場の鶏が痩せているので、鶏の足にシールを貼ると、素晴らしく大きな卵が次々に生まれたと、大きな茹で玉子を御馳走されました。
また田んぼの四隅の竹にシールを貼ると、普通の稲穂は百ほどの実であるのに、二百ほどの実をつけたということです。
しかも肥料は3分の1で済んだと言うのです。
佐世保では8月末の台風12号で大変な被害を受けたのに、シールを貼り、テープを聞いた家だけは風がよけ、ハマチの養殖場でも、水面はものすごく荒れたのに、ハマチの被害は皆無であったということです。
権威あるT大卒のあるお医者は、不治の病に冒され、疲れ果てて私のもとにみえました。そしてその後テープを聞いた結果、治ったという有難い朗報をいただきました。
宮崎の総合病院のお医者も講演会にみえて、「先生本当に来てよかった」と礼も言われました。
私にとっては、良くなればよいのです。必要なのは臆せず試すことなのです。それから治療しても決して遅くはない筈です。
札幌講演会には帯広からバスで片道5時間もかけて沢山の方がみえました。私が労をねぎらうと、「先生、来る時より講演を聞いた帰りが楽しくて楽しくて」と話してくれました。
私も楽しいのです。皆さんの楽しさは私の楽しさでもあるからなのです。